天比登都柱(あめのひとつばしら) それは夢の島・壱岐
また神の世界と地上の世界を結ぶ一本柱の國、それが壱岐

どうぞ、食を文化をご堪能ください

七里ヶ曽根

壱岐と対馬の中間に、七里ヶ曽根と呼ばれている、大陸棚(たいりくだな)があります。

水深100m、周囲28kmくらいの大陸棚です。

ここは、寒流の日本海流と暖流の対馬海流がぶつかりあう所で、そのため、大量のプランクトンが発生し、それを餌

とする小型の魚が集まり、さらに、小型の魚を餌とする大型の魚が集まるというわけです。

クロマグロ、ヤズ、ブリ、ヒラスなどたくさんの魚が集まります。

ブリは出世魚で、ハマチ、イナダ、ヤズ、ブリと名前が変わっていきます。

また、七里ヶ曽根周辺は、玄界灘と呼ばれている、波の荒い場所でもあり、そのため、魚の身もひきしまって、歯ご

たえが良く、とてもおいしいです。

2005年の暮れに、300kg級のマグロが釣れたときは、ご祝儀相場も手伝って、築地で、1,111万円の高値で落札され

ました。

この時、福岡市在住だったため、YahooTOPIXに乗ったので、急いで従兄弟に電話したのを覚えています。

大型のマグロの1本釣りの場合、マグロがかかってから、船に釣り上げるまでに、12時間くらいかかります。

資源が豊富な場所なので、壱岐だけではなく、対馬、九州本土からもたくさんの漁船がやってきます。

また、漁師の船だけでなく、福岡県などからの一般の釣り客も多く、さながらラッシュ状態になっています。

韓国からの底引き網の密漁船もたくさんやって来るので、交代で見張りをすることもあります。

壱岐の漁船は、資源保護のために1本釣りですが、他の場所から来た船は、網を使って、文字通り、一網打尽にとっ

てしまいます。

当然、1本釣りと巻き網漁では勝負になりません。

そのため、場所をめぐって、巻き網船と1本釣り舟との間にトラブルが多発するようになりました。

最近、両者の間で話し合いが行われていますが、火種はくすぶっています。

また、ブリや鯛が北海道で釣れるようになっている現在、温暖化の影響だとしか考えら得ない。

この危機からどう対峙していくかも大きな課題と思われます。

私は養殖も漁業の為、生き残る道として必須だと思っています。



【イカ釣り】

イカ釣りは、夕方から夜明けにかけて行われる、大変な重労働です。

最近は、温暖化現象で、壱岐の周辺でも、マグロが釣れるようになった反面、イカがとれなくなりました。

そのため、イカ釣り船は、島根県沖や青森県周辺まで出かけます。

半年は、壱岐に帰らないという日々が続きます。

勝本港は、西日本では、最大のイカの水揚港になっています。

春から夏はヤリイカ、ケンサキイカ、秋はミズイカ、冬はスルメイカというように、1年中イカがとれます。

とれたてのイカの刺身を、わさび、しょうがを薬味にして、生卵をつけて食べると、甘くてとてもおいしくいただけ
ます。

ところで、皆さんは、イカの足は何本あるかご存知でしょうか。

タコの足は8本ですね~。

そうです。

イカの足は10本あります。




 

【壱岐の象徴・猿岩】

猿 岩

 

【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】 

月 讀 神 社