漁師町に生まれると必ず、自然と少しは漁師の家に生まれていない僕でも刺し身にありつけました。
子供の頃はご飯のおかずに。不思議とお酒を飲むようになってご飯と刺し身、実際食べると美味しいのですが、酒(焼酎)
と刺し身でしたね。
近所からもらえる。
『拓ちゃんが帰って来たとやろ?』と持ってこられる。
今後一生、酒を飲めない体になってしみじみ思う。ありがたいことだったんだよなぁ、と。
でツマミとしての刺し身、これは年とともに変わっていきましたね。
僕はカンパチという魚を美味しいと思ったことがなくて、あのパサパサ感が苦手でしたね。
実家に帰って好む魚はやはり正月の寒ブリ、そしてシビ(今はヨコワマグロ?)だったと思います。
シビは当時、壱岐、勝本町ではマグロ漁なんてなかったですから、最高級みたいに食してましたね。
それでもブリの腹べり(腹べえ)、つまり、マグロで言うトロ部分ですね。
最高級でした。
福岡で同郷の友達と居酒屋に行くと、そいつはアジとサバを頼みました。
一度聞いてみました。
すると『とりあえず生きているから』と。
なるほど、水槽で泳いでるわけですから活魚ですよね(笑)
それくらい、福岡と鮮度は違ったと思います。
物理的に言えば変わらないはずです。
でも、その美味しいと思われる鮮度の高い魚は高級店に行きます。
そうすると僕らには手は届かないわけで(笑)
30代中盤あたりでしょうか?
次第に白身の鯛や青魚のサバ、アジを好むようになりましたね。
特にサバ、これは自慢じゃないですが長崎県のサバであれば美味しいですよ。
関サバより(笑)
これは佐賀関の方が仰ったことですから。
豊後水道は流れは早く、身がつきにくく故に脂も乗らない。
アジも同じですね。
ブランドイメージって凄いなと改めて凄いなと思います。
サバの刺身が一番好きになりました。
たまに〆鯖、そして炙り〆鯖
最高です。
ちなみにゴマ鯖文化はないような気がします。
これ以上書くと飲みたくなっちゃうといけないのでやめておきます(笑)
【壱岐の象徴・猿岩】
【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】