天比登都柱(あめのひとつばしら) それは夢の島・壱岐
また神の世界と地上の世界を結ぶ一本柱の國、それが壱岐

どうぞ、食を文化をご堪能ください

JF銚子

規模感も、漁法も違うため過去二回の銚子訪問時は漁協までは入っていかなかった。
今回、市の水産課で完結するかと思いきや、詳しいことはやはり現場が一番知っているからと促されJF銚子を訪問。
どこが本部か聞いていてよかったと思う。
広い。
広すぎる。

訪れると総務の女性が部長へ繋いでくれた。
イケメンで名刺を頂き部長という肩書きに驚く。もの凄く、垢抜けてらっしゃる。
巻き網、敷網、延縄、船のクラスは19tから400tまで様々。
特に驚いたのが、銚子の組合員は30%で他県や他市から、入港し魚を上げていくという形が主流で『自分たちも年に一回は入港依頼の為営業に出向くよ』と仰っていた。
また銚子市内の漁協は合併をして役割分担をそれぞれが担っているようだ。
そして銚子は水産加工の設備が抜群に整備しているらしい。だから県外船がどんどん入って来る。

何しろ、漁場がよく黒潮というところで一旦停止し、黒潮打線、銚子商業、篠塚、市立銚子、顔面に打球を食らった銚子投手のことなどでしばし盛り上がる。

クロマグロの漁業規制については『入って来たものは、どうしようもないのが現状、鰯漁の巻き網に行って餌を食べようと入ってくるのはどうしようもない。リリースしたら死ぬしね。』とやはり判別の仕様がないとのこと。頷ける。
漁業の違いを大きく感じたのは、一匹を売るという感覚はまるでないということ。

一応、聞いてみたが『勝本のマグロ』は知らないと。『大間のマグロ』は知っていると。
そういうものだと思う。
付け焼き刃のブランド化はなんの意味も持たないことを示している。

サバについても話は広がったが割愛しておく。

原始を辿れば人間が道具を使うようになれば、糸に針をつけて釣りを始めたであろう。
そうすると起源は一本釣りになる。
しかし、時代の変化、試行錯誤を重ね、巻き網、延縄、敷網、養殖、全て漁業である。ちなみに養殖はないとのこと。漁場が豊かでする必要はないと言われた。
それで、私が延岡の養殖の件を説明すると『そうなんだよね。考えていかないといけないよね。資源はいつ枯渇するかわからないしね。ありがとう』と仰った。このあたり柔和で頭が柔らかいし人の言葉を聞く方なんだと、ちょっと感動してしまった。

先に述べたように水産加工場が優れているということで水産関係の商社が買い付けに来る。そして、やろうと思えばオリジナルブランドもできる。

少子高齢化の事は憂いてらっしゃるものの、銚子市は変われると思った。
主幹産業は漁業だが、船に乗る若い子もある程度はいる。
そしてキャベツの生産量は全国3位。
漁業&農業

『キンメダイ』のブランド化に成功しているようで、九州の人間(これは私見です)にはキンメダイは身近じゃないだろうが、世の中では高級魚とされてるような気がする。

そしてマリーナ(合併したかつての漁港)としているところもありインバウンドクルーズ船を入れたりすると、雇用も生まれる。
また、新たな雇用が生まれる素材はあると思う。
それこそ、『一人からできるコールセンター・こここあ』も非常に有効だと思う。
大学もあるのだから、人材の流出を止める手段、もしくは人生経験の為に一度は銚子を離れてもいいし、そして魅力ある街になれば人は戻ってくると思う。

予算の関係がどうなのかはわからないが、部長さんと話している間、銚子は光は見えているのじゃないかと考えていた。

壱岐市内の漁協は漁法も違うし、全てを真似る必要はないと思うが、これだけは言えると思う。
合併&養殖、これは役割分担で各所でやればいいことである。

漁業規制は外圧、世界的な流れだとしても、規制があるから出漁しないというのは前向きなようで後ろ向きだと思う。

変わりたくなくても、変わらないと生きていけない時代はもうすぐそこに来ていると思う。




 

【壱岐の象徴・猿岩】

猿 岩

 

【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】 

月 讀 神 社