天比登都柱(あめのひとつばしら) それは夢の島・壱岐
また神の世界と地上の世界を結ぶ一本柱の國、それが壱岐

どうぞ、食を文化をご堪能ください

勝本浦の漁業過去の繁栄の影に

壱岐郡時代から(郷ノ浦町、芦辺町、石田町の方は普通に何も感じられないと想います。)
意外と知られていませんが、勝本町に銀行がないことを。
今でも感じてない方は多いと思います。
定かではないですが、勝本漁協信用部が島内で最大の金融機関だったため、十八銀行(長崎市本店)、親和銀行(佐世保市本店を)を入れなかったと聞いています。
それだけの漁獲高があったとともに、非常に排他的ですよね。
ちなみに私の母も郵便局と漁協の通帳しか未だに持ちません。
だから金融機関の説明をしようとすると喧嘩になります。『他に使わんけん!よか!』と。
まあ、排他的というのもありますが、実情、伝票(売上)→口座入金まで漁協がしてくれるわけですし、設備投資や新船造船などの際には借り入れが発生し、割りと審査(あったのかな?と思ったりします)も通過しやすく設備投資、新船造船ができていたわけです。
だから金融機関をよく知らない方も多いと思います。郷ノ浦町、芦辺町、石田町の方は普通に出来てたことが。
それでも、よかったんです。
魚が、イカが獲れて売れている時代は組合員数12年前の数字を何かで見ましたが600はありました。現在、300を切ると言われています。勝本の場合、ほとんど一本釣りですから、組合員数=漁船数で正しいと思います。
何があったんだこの12年に??と思います。世の中デフレが蔓延し、よく聞いたのが『仲買いが安くしか買わないから』と怒る漁業者、いやいやデフレだし、仲買いも高い値段で買い取っちゃ売り先がないと思うけどと思ったりしてました。
今、現在、僕は船を降り出稼ぎに行ってる人はある意味偉いと思ってます。よく集まって『どーんされんとん、けーん釣れやったい、干上っちしまうとん!どうないとない!!』
訳(どうもできない、こんなに釣れなくちゃ干上がってしまう。どうなるんだろう)
と日和見しながら仰ってるのを聞きます。その時心の中で呟きます『どーかせなやろうもん!』訳(どうにかしないとしけないでしょう)
だから、船を降りて他所に働きに行った人は『どうかした』んです。生きていくために。

で、漁協信用部が強い時代は終わり『JFマリンバンク』が来てました。JAの漁業版と考えて頂けたらと思います。
だから審査は厳しく(こちらが通常だと思います)、返ってくるみ込みの薄い融資はしないと思います。

結局、長文になっちゃいましたね。ほとんどの方が読まない文章を(笑)
今も勝本町には銀行はありません(笑)
僕が島を出て最初に取った行動の一つに口座をすぐ開きました(笑)
西日本銀行・福大前支店に。




 

【壱岐の象徴・猿岩】

猿 岩

 

【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】 

月 讀 神 社