天比登都柱(あめのひとつばしら) それは夢の島・壱岐
また神の世界と地上の世界を結ぶ一本柱の國、それが壱岐

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証言2:ある若者たちの証言-1

受け継がれてきた業と精神

勝本で本マグロが主な漁業資源として台頭してきたのは、ここ20年くらいのこと。親の世代にはなかった新しい本マグロ一本釣り漁を支えるのは、20~40代の若い世代だ。

漁師の家に生まれた子どもたちは、そのほとんどが家業を継いできた。親の仕事が格好よかったし、漁業はお金が泳いでいるのと一緒。だからそれを獲ればいいと教えられてきたという。何の迷いもなく、漁師を継いだ。

とはいえ、決して楽な仕事ではない。夜中の12時に、餌であるイカなどを獲るために船を出し、そのまま獲れた餌を使って夕方6時近くまで海に出っ放しだ。餌資源が少なくなった最近では、3杯程度のイカで本マグロを釣らなくてはならないこともある。きわめて厳しい状況だ。

 それでも、思い出に残る嬉しいことがあるという。それは本マグロが釣れた時だ。1尾釣りあげるのに、最短でも1時間半、長い時には20時間近く本マグロと格闘し、逃げられた事もある。それでも釣り上げたときの喜びはひとしおだ、と嬉しそうに語る。




 

【壱岐の象徴・猿岩】

猿 岩

 

【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】 

月 讀 神 社