基本情報
所在地:〒289-2504 千葉県旭市ニの1920
電話:0479-62-1212
【Official site】
旭市
旭市(あさひし)は、千葉県の北東部にある市。人口は約7万人。九十九里浜の最北端に面しており、夏季には海水浴客で賑わう。県内第1位の農畜産物産出量を誇る。
地理
千葉県の北東部に位置し、東京都心から80km圏、県都千葉から北東に約50kmにある。南部は九十九里浜に面し、北部に下総台地が広がる。市の中央部を東西に総武本線と国道126号が通る。1年の平均気温は15℃前後と温暖で、冬は暖かく、夏は涼しい。全国有数の景勝地である、九十九里浜、屏風ヶ浦、刑部岬を持ち、また、江戸時代には江戸幕府の天領であった干潟八万石など、風光明媚な光景が広がっている。その豊かな自然を生かし、農業や水産業が発展、首都圏の台所として機能している。 一方、千葉県東部から茨城県南東部の約100万人をカバーする、全国トップクラスの旭中央病院を有するなど、医療の街としての側面を持つ。
隣接する自治体
匝瑳市
銚子市
香取市
香取郡東庄町
歴史
古代、現在の旭市周辺には椿海と呼ばれる湖が広がっていた。江戸時代になり、椿海を干拓するため、新川を掘削して湖底を干潟とした。 幕末には、農村指導の先駆者・大原幽学が長部村を訪れ、農村を再興させた。同じく幕末に、国学者の宮負定賢・宮負定雄父子も村の和合や農業改良に努めた。一方、九十九里沖の豊かな漁場を求めて関西の漁民がやって来るようになり、飯岡助五郎は、イワシ漁を中心とした漁業の発展に尽力した。 明治に入り、政府の「畑作奨励策」の下、鎌数村の金谷総蔵が落花生栽培を普及させ、総武鉄道が開通して大量輸送が可能になると、落花生の加工工場が 数多く造られた。また、昭和初期からスイカ、カボチャ、甘藷などの生産が盛んになり、特に甘藷栽培は穴澤松五郎の功績で飛躍的に発展した。
年表
1889年(明治22年) - 町村制施行に伴い海上郡網戸村・成田村・十日市場村と匝瑳郡太田村が合併、海上郡旭町が発足。
1911年(明治44年) - 旭農業高等学校開校。
1951年(昭和26年) - 大利根用水完工。
1953年(昭和28年) - 旭中央病院開設。
1954年(昭和29年)7月1日 - 市制施行、旭市となる。
1963年(昭和38年) - 東総工業高等学校開校。
1964年(昭和39年) - 旭中央病院付属看護専門学校開設。
2005年(平成17年)7月1日 - (旧)旭市と香取郡干潟町、海上郡海上町・飯岡町が対等合併し新しい旭市となった。旧市の人口は約4万1000人、面積は50.61km2。
2011年(平成23年)3月11日 - 沿岸部に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による県内最大7.6mの津波が襲い、飯岡地区を中心に沿岸付近の民家が全壊336棟、半壊945棟、県内最多14人の死者、2名の行方不明者を出した[2]。のちに天皇・皇后両陛下が飯岡地区を訪問した。
旭市の由来
「旭」という市名(最初は町名)は、一説には「旭将軍」と呼ばれた木曾義仲の末裔とされ、この地で没した木曾義昌を詠んだ「信濃より いつる旭をしたひきて 東の国にあととどめけむ」から採られたとされる。
この歌は、弘化元年(1844年)木曾氏末裔を称する芦原検校(木曾義長)が、東漸寺において営んだ「木曾義昌公250回忌」において京都の国学者、野々口隆正が詠んだ追悼歌で、この時に寄せられた追悼歌400首を収めたのが、市の指定文化財ともなっている「慕香和歌集」である。
経済
農畜水産
農業・畜産業
農業は基幹産業としての役割を担っており、農業産出額は県内1 位(全国9位)で、特に野菜、畜産は県内1 位、米は県内2 位となっている。
飯岡貴味メロン
養豚
千葉県食肉公社
水産業
飯岡漁港
水揚げ量県内2位を誇る。カタクチイワシの水揚げ量は全国2位。伝統加工品の丸干しイワシは日本一の生産量を誇る。
かつて存在した農業団体
ベジポート有限責任事業組合 - ニチレイフーズと農業法人のテンアップファームが共同で設立。「日本農業の再生への貢献」という理念の下、農業が抱える後継者不足や過疎化、上昇する生産コストと販売価格のアンバランスなどを解消すべく、6次産業事業を進めるも、2016年3月末で撤退。
工業
日清紡ホールディングス
朋和産業-レンゴー子会社
ゼンショーホールディングス
黒田精工
村瀬硝子
ショッピングセンター
旭サンモールショッピングセンター
スーパーマーケット
イオン旭店
ベイシア旭飯岡店
ビッグハウス旭店
フレッシュイイダ旭店
トライアル旭川口店
かつて存在したスーパーマーケット
ミヤスズ旭店・飯岡店
ホームセンター
カインズホームスーパーセンター旭飯岡店
カインズホーム旭店
コメリ
教育
高等学校
千葉県立旭農業高等学校
千葉県立東総工業高等学校
文化施設
博物館
大原幽学記念館
旭市の施設
飯岡体育館・飯岡野球場・飯岡庭球場
海上体育館
海上野球場・庭球場
干潟さくら台野球場・庭球場
あさひパークゴルフ場
旭スポーツの森公園
飯岡刑部岬展望館〜光と風〜
海上コミュニティ運動公園
旭市海上キャンプ場
滝のさと自然公園
文化の杜公園
千葉県の施設
千葉県東総文化会館
千葉県総合スポーツセンター 東総運動場
千葉県立東部図書館
観光
史跡
大原幽学遺跡(国の史跡)
御前鬼塚古墳
香取航空基地跡地-太平洋戦争中、神風特攻隊が硫黄島に向けて出撃した。現・あさひ鎌数工業団地。
社寺
玉崎神社(本殿、拝殿および狛犬は千葉県指定有形文化財)
熊野神社(神事の「熊野神社の神楽」は千葉県指定無形民俗文化財)
鎌数伊勢大神宮(神事の「鎌数の神楽」は千葉県指定無形民俗文化財)
八坂神社(太田のエンヤーホーは千葉県指定無形民俗文化財)
東漸寺
龍福寺(「岩井の滝不動」、「岩井の不動堂」などとも称される。境内の森は千葉県指定天然記念物に指定されている)
雷神社
水神社永代大御神楽(千葉県指定無形民俗文化財)
名所
九十九里浜
屏風ヶ浦
刑部岬:飯岡灯台や飯岡刑部岬展望館~光と風~がある 日の出、日の入り、夜景が美しい。
飯岡風車群 - 丘の上に風力発電の大きな風車が並んでいる。
海水浴場
矢指ヶ浦海水浴場
飯岡海岸海水浴場 - 海水浴場の横ではサーフィンや釣りが楽しめる。
道の駅
季楽里あさひ
その他
飯岡漁港
矢指ヶ浦温泉
干潟八万石
祭事・催事・イベント
飯岡しおさいマラソン大会 - 2月の第一日曜日に開催。
飯岡海浜花火大会 - 7月最終土曜日に開催
いいおかYOU・遊フェスティバル - 7月最終土曜日,日曜日に開催
旭市七夕まつり - 8月6日、7日に開催
【壱岐の象徴・猿岩】
【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】