6次産業化、地方創生、SDGs、本当に聞かないね。
コロナ禍の中仕方がないか。
九州は七社会でもっているという人もいる。うなずける部分は多い。160万人となったいまもバス会社が一社ほぼ独占というのもどうなのか?不思議な町だ。市営地下鉄はあるが、私鉄も一社のみ。
支店経済と言われてきた九州。リモートが証明された今後、明るい顔ばかりはできない。逆に「九州発」というものを作っていけばいいとも思う。
福岡銀行は「地方銀行」だ。なのに他県の地銀をという思いは強い。
1、九州電力
2、福岡銀行
3、西部ガス
4、西日本鉄道
5、西日本シティ銀行
6、九電工
7、九州旅客鉄道
自治体別人口
1、横浜市 3,756,412人
2、大阪市 2,750,995人
3、名古屋市2,328,138人
4、札幌市 1,972,978人
5、福岡市 1,602,633人
確かに巨大化している福岡市、一極集中とまでは言わないが、今後、南九州の過疎化は止めようがないのかもしれない。もちろん我が壱岐市も統廃合の中に入らざるを得ないだろう。財政難を隠し通してもなんの意味もない。福岡市は住みやすい、生活がしやすいというか住んでいるときは気づかなかったが「ゴミの分別」。【燃えるゴミ】、【ペットボトル・ビン】、【燃えないごみ・カン】だったと思う。出しておけば回収車が持っていってくれる。
世の中、ECO、ECOと日本も積極的なのなら1800の自治体、同じじゃなくていいのだろうか?自治体の財政に依存するということにしておこう。
九州は大企業がない。いわゆる支店経済だ。その支店経済で「リモート」が成立してしまったら雇用は減る。福岡市規模は生き残れるかもしれない。考えなければいけないのは「九州発の企業」だと思う。関西圏、中京圏、首都圏を振り返らせるような。
何気にスーッと入った。
「船がでかいな」と思いちりめんじゃこを売ってるお兄さんに聞いてみた。「119トンですよ」、呆然としていた。種子島付近にも行く目井津の漁師。
恐らくくる再度、くるだろう。
いや、来ると確信した。
宮崎市内から車で日南海岸を僕の真っ赤なフェラーリで眺めながら、もとい僕の箱バンレンタカーで走ると気持ちいい。
カープ色の油津駅がありしばらく走るとライオンズ色の南郷駅がある。
南郷町に来るようになったのは串間市「都井岬」がきっかけである。こんな素晴らしいところが知名度が低く、それからもったいない観光地№.1である。結構な知名度の銚子の「犬吠埼」と比べてしまう。
自分の漁港、他の漁協を訪問し、県庁も結構な数行った。もちろん「飛び込み」だ。富山県氷見漁協なんか「もうそろそろ視察が来るから」、というのを袖を引っ張って「も、もうちょっと」と。
なぜそこまでするか?「コンプレックス」です。親父も漁師じゃなく、Uターン組で、早くになくなったので51歳の今でも針と糸も結べない。無線も漁師同士で話しているが「なにを言っているかわからない」。一度も七里ヶ曽根(漁場)へ行ったことがない。今、行きたいか?「酔う。怖い。」。そして、闘うため?誰と?漁師かも?しれない。僕を必要とするときがあると密かに信じている。長崎県県下一、都道府県で言えば北海道の次が長崎県、その一位の誇りを取り戻してほしい。
マグロを主にすべきじゃないんじゃないだろうか
そして「マグロ資源を守る会」などちと胡散臭い。マグロサミットと巻き網反対の会まであり大間からも。なぜいつも「巻き網が悪」から始まるのか?理解できない。上から目線じゃ、今、巻き網漁も精度が高いらしい。サンマが来るのが魚探?みたいなのがありサンマだけ釣ることができるらしい。身もきれいで、みごとなものらしい。確かに稚魚、幼魚まで捕ってしまうが、海は広いとも感じてしまう。
目井津に戻そう。
日南=油津と漁業について思っていた。前回、油津に寄った時、ちょうど見知った方が掃除してあった。声をかけ「商店街はうまくいってますか?」と聞くと「あげんと地元んもんがせなじゃろうもん(ああいうのは地元の人間でしないといけないだろう)」と笑顔で仰った。
目井津漁協の門を叩いた。参事さんが対応してくださった。
まず、「組合員有志で漁協を作り(少し聞き違いもあるかもしれません)、だから全て組合員のもの。」外国人は「200人」、「え!?200人、組合員と同じ」、「潮によって釣る場所が違って、三陸に行って、銚子沖で親潮黒潮がぶつかる頃、銚子で釣り銚子港に水揚げする(これが銚子が水揚げ高一位の理由、他港の漁船が水揚げするから銚子の漁師が釣ったものだけではない)」、そして時期によりブランド度化した「美々鯵(アジ・びびあじ)」を定置編みで漁に行く。
春夏秋冬、違った漁業で回っている。主力は「カツオの一本釣り」カツオは弱りやすいが、釣ってその晩に水揚げする港に入り競りにかけるから問題ない。
僕はどこででも外国人に話しかける。Where are you come from?(あってると思う)と。英語はこの一文だけだ。なぜ?知らないから。返ってきた国の情報をある程度知っていれば通じるものです。各所で会う外国人は素直で真面目だ。「帰りたくない。日本はとても楽しい。お金も稼げる」、ほとんど故郷へ仕送りをしている。
組合員の数じゃない。漁協の中の活気、人数に驚いた。今の我が勝本漁協に帰ってきた時、人の少なさに驚いた。母が働いていた頃、漁協で僕を知らない人はいなかったと思う。大勢の事務の女性、販売課、製氷部、石油部、信用部。今は人数が少ないのにも驚いたが知らない若い世代がいる。向こうからすれば、「どこのおっさんやろ?」と思っているだろう。
目井津港で驚いたのは平成初期から「外国人乗組員」を雇用している。これには驚いた。自分の年代と重ね合わせるとゾッとする。
うちの町も最大時、800近くの組合員がいた。現在300人程度。19トンイカ釣り漁船の船頭の方々、たくさん儲けてたでしょ?
僕の従兄弟(長男)、恥ずかしい話だが既定路線のように「借金返済」のために中学を卒業すると乗り組む。この同学年はほぼ同じ理由で漁師になった。だから、実家に戻ると一番顔を見る世代だ。従兄弟の船は一番漁だった。10年ほど前、初めてきいた。「何度救命具をつけたかわからない」、「布団、船から捨てられたときは寒かったよ」、この船はキバる(頑張る)。だが三角波に飛び込む危険を犯してまで。(この借金は漁協の与信の甘さともらう感覚で借り入れる側の意識のなさ)当時、他漁協との合併話が出ると頑なに断ってきた勝本漁協。合併した漁協の負債を背負い込む形になるから。
うちの母にとっては母が嫁に行く前に生まれた長男だったから格別だ。僕の家に嫁いでいる母を毎日、「あっこ姉ちゃん、ごはん」とほぼ毎日のように来ていたらしい。5学年上だから知るよしもないが。
その母が従兄弟の乗っている船頭(後の組合長)確定申告がおかしい。このままだと義明(従兄弟)の課税額が増えてしまう。と主張したら、怒鳴り散らされ、もう船には乗せないなど、まあ恫喝ですな(笑)
しかし、冷静を取り戻した船頭は母を呼び出し侘びて訂正したらしい。
ここの船は特別だったらしいが、格段に潤った船は結構いたはずだ。僕ら世代が引っ張らないといけないのにある19トンイカ釣り漁船が大漁だったら次の日から出漁する。僕は頭を抱えた。
地方創生の鍵は地方創生給付金でその道のプロ?(思っていない)を呼んで習う?ことではない!、東京から人を呼ぶ。自分たちも江戸っ子になった気持ちになる。で、喜ぶ。給付金が終わる頃、いつもの生活に戻る。これに関わる集団は必ず同じようなメンバーだ。
「氷見の寒ブリ」で有名な富山県氷見市、小学生は体験学習、中高生はインターンシップ。千葉県南房総市の道の駅の魚屋のおじさん(ずっと築地で働いてたらしい)、長話の最後におじさんが、「やっぱり氷見だよ。」と聞き振り返り、話がまた伸びた。
そして宮崎県日南市南郷町、キーワード、共通点は「有志」だ。
そしてみんなで知恵を出し合い競争、または頑張れば勝手に創生していくのである。
うちは組合員が300人いる。それは300人もいると考えれば、無茶な話かもしれないがこぞって一本釣りをしてこのまま「釣れない、釣れない」と言うんであればいっそ、巻き網にすればいいとさえ思っている。そこに使うのが補助金であって、補助金は「おこづかい」じゃない。
そして忘れちゃならないのが「養殖」だ。
【壱岐の象徴・猿岩】
【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】