あんこは、その昔、無病息災や魔除けを祈願する行事に小豆を使った料理として始まったのが日本でのルーツとされています。
しかしながら、実はあんこは、食べ物としての定義すらこれまであいまいな点ありました。
餡とあんこの違いは何なのか、その境界線すら明確に示されてきませんでした。
しかし、今やグローバル時代の真っ只中であり、多くの日本文化が世界で受け入れられ始めています。
和食を代表する食べ物として、今あんこは世界に通用する新たな定義が求められています。
あんことは何なのか?
日本あんこ協会では、あんこを通じて世界平和を実現するために必要な新たなあんこの定義を2つの視点で捉えています。
(1)グローバルスタンダードを見据えた物質視点での定義
あんことは、食材を煮詰めて練ったペースト状のものである。
砂糖を入れること、材料が豆であること、甘味であることは十分条件であり、必要条件ではない。
例えば、生餡は砂糖の入っていないあんこです。
中東の伝統料理であるフムスは、茹でたヒヨコ豆にニンニク、練り胡麻、オリーブオイル、レモン汁などを加えてすりつぶし、塩で調味したペースト状の料理ですが、これもあんこの一種であると考えます。
【壱岐の象徴・猿岩】
【全国の月讀神社、月讀宮の元宮】